ヘレスで行われた今季1回目のF1開幕前テストでは、どのチームよりも多くの周回をこなし、早くもタイトル候補筆頭に挙げられているメルセデスAMG。しかし、同チームで商業面の責任者を務めるトト・ヴォルフは、こういった意見を一蹴した。
レッドブルなど、ルノーエンジン搭載チームがまともに走ることすらできない中、メルセデスAMGはレースシミュレーションも成功させ、順調にテストを重ねていた。しかしヴォルフは『Motorpasion』へ次のようにコメントしている。
「あまりにも時期尚早だ」
「単なるテストなので、まだ何とも言えない。だが、多くの周回を重ね、ニコ(ロズベルグ)がレースシミュレーションもできたのはいいことだ。ほかのチームはできていないからね」
「ハッキリとしたことが分かるのはオーストラリア(開幕戦/3月16日決勝)だ。それまでに多くのテストを重ね、各車とも大幅に変わってくる」
ロズベルグも「ほかのクルマときちんと比較することはできないから、パフォーマンス面で僕たちがどの位置にいるのか分からない。でも、今集中すべきはそこじゃないからね」と話した。