2012年のGP2(F1の下位カテゴリーシリーズ)で総合2位となったブラジル人ドライバーのルイス・ラジアが、18日(火)に、マルシャが来季ティモ・グロックのチームメートとしてマックス・チルトンを起用すると発表したときには驚いた、と認めている。
23歳となるラジアは、『Globo(グローボ)』に対し、自分も最後の最後まで有力候補のひとりだったと話している。
「ロータスにはあまりチャンスがなかったんだ」、と今週発表されたロメ・グロジャン(ロータス)の契約更新の話題に触れたラジアは、次のように続けた。
「でも、マルシャのニュースには驚かされたよ。僕たちは昨日まで彼らと話し合いをしていたんだからね。彼らは“検討中だ”と言っていたんだよ」
ラジアは、それでもまだあきらめるつもりはないようだ。
「フォース・インディアとケーターハムに2つシートが残っているし、そちらとも話をしているよ。まだチャンスはあると思う」
だが、マルシャがグロックとの契約を守らない可能性もないわけではない。
事実、18日(火)に発表されたチルトンとの契約に関するプレスリリースには、グロックについては一言も書かれていなかった。また、現在公式に発表されている2013年シーズンのエントリーリストには、マルシャのドライバーはどちらも後日発表されるとしか記されていない。
ラジアはさらに次のように続けた。
「ティモ(グロック)には2014年までの契約がある。もし、チームがそれを破棄すれば違約金を払わなくてはならないだろうね。チームがそうしようと思っているかどうかは知らないよ」
ラジアは、自分には「スポンサー」がついているものの、「湯水のごとく」資金があるわけではないことも認めている。