ルーベンス・バリチェロがF1キャリアをあきらめきれないでいる。
バリチェロは昨年末、当時所属していたウィリアムズがブルーノ・セナ(ウィリアムズ)をバリチェロの後任に決めたため、19シーズン連続で参戦していたF1のシートを失った。
40歳のベテランドライバー、バリチェロは現在、アメリカの最高峰カテゴリーであるインディカーシリーズに参戦しているが、ブラジルの『Arena Sportv』に「F1への扉はまだ開かれていると思う」と語り、次のように述べた。
「(F1で)19年間も素晴らしい興奮とアドレナリンを味わった。(2012年シーズンも)僕はそこにいるはずだった」
「(F1復帰の)可能性はある。ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)とキミ・ライコネン(ロータス)の2人は復帰した」
「人生において皆、日々向上したいって夢を抱いているはず。だからノーとは言えないよ」とバリチェロは話し、復帰に前向きである。
また、ライコネンの活躍にも刺激を受けている様子だ。
「ライコネンが復帰した時、シューマッハの時と同じように苦労するだろうって思っていた。でも素晴らしいシーズンを送っている。タイトル争いで3番手だよ! 優勝を目指して戦っているわけではないけど、もう6回も表彰台に上がっているしね」
「僕がこう言うのも、F1を完全に引退して別のカテゴリーへ転向したわけではないからさ。これまで以上に精力的に活動しているし、身体的にも精神的にもF1の準備は整っているよ」とバリチェロは加えた。