NEXT...F1開催スケジュール

【F1】2022年シーズンに向け関係者全員の新型コロナウイルスワクチン接種を義務化

2022年01月17日(月)17:47 pm

F1は2022年シーズンに向け、実際にサーキットの現場で仕事をする者に対して新型コロナウイルスのワクチン接種を義務づけることになったようだ。それはドライバーやF1関係者ばかりでなく、メディア関係者なども含まれることになる。

最近、世界ランキング1位のテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチがオーストラリアから国外退去処分を受けたというニュースが世界を駆け巡ったが、こうした状況に陥ることを避けるため、F1においてもワクチン接種の義務化が検討されていることが報じられていた。

F1最高責任者であるステファノ・ドメニカリによれば、この件はすでにFIAの下部組織である世界モータースポーツ評議会で承認を得ているという。

スペインの『Marca(マルカ)』紙は、ドメニカリの次のようなコメントを引用している。

「前回の世界評議会で最後に承認されたことのひとつは、予防措置としてパドックにいるすべてのF1スタッフにワクチンを接種させることだった」

実際のところ、ジョコビッチの問題が起きたオーストラリアのように、国外から入国する者に対してワクチン接種を義務づけており、単にPCR検査で陰性だという理由だけでは入国が認められない国もある。

だが、F1が全員にワクチン接種を義務づけ、実際に全員がそれに従えば、F1は大きな問題を抱えることなくそうした国々へも渡航できることになる。

今年は史上最多となる年間23戦を実現する計画を有しているF1だけに、ワクチン接種を義務化することでグランプリ開催に伴う新型コロナ関連のリスクを回避したいという思惑が強いのは間違いないだろう。

「ワクチン接種とブースター(3回目の接種)は、我々がこのパンデミックから抜け出すための手段であり、我々は皆の安全を守りながら、共に前進していかなければならない」

そう続けたドメニカリは次のように付け加えている。

「私はワクチン接種とブースターを行っている。そして、全員が同じことをするよう求めるものだ。F1は前進を続けている。だから、全員が自分の役割を果たしてもらいたい」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック