F1ロシアGPの現地プロモーターが、2022年にはソチに代わってサンクトペテルブルクがロシアGPを開催することになるという情報に関して肯定も否定もしなかった。
最近の報道によると、ロシアGPは2022年にはサンクトペテルブルク近郊に新たに建設されたイゴラ・ドライブと呼ばれるサーキットで開催され、翌年には再びソチに戻る計画が進められているという。
この情報はソチが含まれるロシア連邦行政区であるシリウス(Sirius)の公式SNSアカウントが伝えたものだったが、その後その投稿は削除されており、シリウスのスポークスマンはその情報は誤りであったとコメントしている。
ロシアGPのプロモーターを務めるロスゴンキ(Rosgonki)社の責任者アレクセイ・ティトフは、ロシアの放送局『Match TV(マッチTV)』に「インターネットは危険な場所だ」と語り、情報伝達に勇み足があったことを示唆しながら次のように続けた。
「私は噂についてコメントするつもりはない。私に言えるのは、昨年はコロナウイルスを考慮しながら、非常に効率的かつ安全にイベントを開催することができて非常に幸運だったということだけだ」
「不備な部分もあったが、それらを考慮に入れて今年はさらに安全なイベントにしたいと思っている」
ティトフはさらに、世界中でcovid-19の危機が続いているにもかかわらず、2022年にはロシアGPが普通の状態に戻ることを期待していると次のように続けている。
「年内にはほとんどの規制が解除されることを期待している」
「つまり、2022年には慣れ親しんだやり方にできるだけ近い形でグランプリを開催することができ、サイン会などF1そのものとの一体化を最大限に進めることでファンとのコミュニケーション機会を設けることができるようになるということだ」