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新人マゼピンの国籍が問題化?ロシアのドーピング問題がF1にも影響の可能性

2021年02月01日(月)13:56 pm

先日、開幕した2021年世界ラリー選手権(WRC)。第1戦モンテカルロ・ラリーで下位カテゴリーWRC2クラスのヒュンダイ(現代)に乗った若手ドライバー、ニコライ・グリヤジン(ロシア)は、「中立選手」としての参戦を余儀なくされた。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が、組織的なドーピング不正を行ったロシアに対して国際スポーツイベントから同国の除外を決めたからだ。

●2021年F1ドライバーラインナップ

ロシア『Match TV(マッチTV)』のF1解説者アレクセイ・ポポフは、今年ハースからF1にデビューする同国の新人ニキータ・マゼピンも、WADAが課した処分の影響を受けるのではと考えている。

「国のカラーを消す手段ならある」とポポフ。「多くのスポーツイベントにおいて選手たちは、所属国の連盟を通じて戦っている。マゼピンの場合、ロシア自動車連盟だ」

「国歌については、推して知るべしだね。彼(マゼピン)が参戦初年、ハースに乗って優勝するのを想像できる人は、よほどの楽天家だ。その一方で国旗は、ガレージの上やレーシングスーツの表面などサーキットの至るところで見られる。それを消し去ってしまうのだ。あまり良い気分はしないけれど」

また、F1の運営側は、ロシアGPの名称をクラスノダールGPまたはソチGPに替える必要があるとも言われている。

「決定を左右するのは、商業面だ」とポポフは話す。「ドーピング問題が表面化する、はるか以前に契約は交わされている。それを今さら変えられるかってことさ。」

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