スペイン出身元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、今年アルピーヌと名前を変えるルノーのF1ワークスチームで3年ぶりにF1復帰するフェルナンド・アロンソには通算3回目のF1タイトルを獲得するチャンスがあるはずだと考えている。
「フェルナンドはF1を愛しているんだ」
かつてマクラーレンやフェラーリでアロンソと一緒に仕事をした経験を持つ49歳のデ・ラ・ロサはスペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』にそう語ると次のように続けた。
「F1の外で過ごしたこの2年間は彼にこのスポーツに感謝することを教えたんだ。だから彼の復帰は彼にとってもF1にとっても非常にいいことだよ」
かつて全日本GT選手権やフォーミュラ・ニッポンで活躍していたことから日本にもファンが多いデ・ラ・ロサによれば、スペインではアロンソの復帰により再びF1人気が過熱してきているという。
「彼はもう一度F1タイトルをとることができるし、その期待で大きく盛り上がっているよ。彼が復帰を決める前は何もかもちょっとばかり悲しい状態だったからね」
そう語ったデ・ラ・ロサは次のように付け加えた。
「勝利できるスペイン人がいなかったことで、人々はF1のことを気にしなくなっていたんだ」