2020年限りでF1から去ることになったロマン・グロージャンが、今週左手の手術を受けることを明らかにした。
フランス国籍ドライバーであるグロージャンは、今年のF1第15戦バーレーンGPで大クラッシュを喫したものの、燃えさかるハースF1マシンから自力で無事脱出してみせた。
しかし、両手と左脚に火傷を負ったグロージャンは続く第16戦サヒールGPと最終戦アブダビGPは欠場を余儀なくされてしまった。
34歳のグロージャンはこのほどドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「僕の右手はすでにほとんど普通に生活できるまでになっているんだ。唯一の問題は、寒い天気のもとではかなり痛むことだね」
右手よりもひどい火傷を負った左手に関してはあと3週間は治療を継続する必要があると明かしたグロージャンは次のように続けた。
「だけど、毎日小さな勝利は得ているよ。まず、皮膚移植は99.9パーセント必要がないし、今では小指の包帯は取れているよ」
「今週はまた手術室に入る必要があるんだ。親指の靱帯が切れてしまっていたからね。だから、4週から6週にかけて親指は動かせないことになりそうだ」
そう語ったグロージャンは次のように付け加えている。
「それを除けば、友人たちに次に手のモデルをすることはないだろうって冗談を言っているくらいだよ。でも、正直な話、あの事故で起こる可能性があったことに比べれば何でもないよ」