世界最大級の自動車販売実績を誇るドイツのフォルクスワーゲンが、自動車レースから完全に手をひく決定をしたことが明らかとなった。
近年、アウディやポルシェを傘下に置くフォルクスワーゲンがF1参戦を検討しているのではないかとのうわさもささやかれていた。
だが、このほど同社の取締役会メンバーであるフランク・ヴェルシュが『DPA通信』に対し、今後フォルクスワーゲンとしては「持続可能な電気動力」に完全集中していくことになると語り、次のように続けた。
「この目標に向けて我々は自分たちの強みを蓄えようとしている。そして、フォルクスワーゲンのブランドによるモータースポーツ活動を継続しないことを決定した」
フォルクスワーゲンによれば、モータースポーツ部門に所属している従業員169名はほかの部門に統合されることになるという。
ただし、今回の決定にアウディやポルシェは含まれないと伝えられている。