2016年シーズンまでF1最高責任者を務めていたバーニー・エクレストンが、現オーナーのリバティ・メディアはF1を売却する準備に入っているように思うと語った。
前オーナーであったCVCキャピタル・パートナーズから2017年にF1を買収したアメリカのリバティ・メディアは、それまで長きにわたってF1最高権威の座にあったエクレストンから権力を取り上げ、チェイス・キャリーをCEOに任命していた。
そのキャリーは今年いっぱいでその職を降り、2021年1月にはかつてフェラーリのチーム代表を務めていたこともあるステファノ・ドメニカリが新たなF1のCEOに就任することになっている。
そして、その2021年に向けてリバティ・メディアが今週発表した暫定F1カレンダーにはF1史上最多となる23レースが盛り込まれている。
こうした中、10月末に90歳になったエクレストンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「23レースなら、このビジネスが再びうまくいくのだという印象を与えることができるだろう」
「もし売りたいと思うなら、私も同じことをするだろうね」