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レッドブル首脳が角田裕毅の来季F1デビューを強く示唆

2020年10月20日(火)17:44 pm

レッドブルとそのジュニアチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが、角田裕毅(つのだゆうき)が2021年にアルファタウリからF1デビューする可能性が高いことを認めた。

レッドブルのドライバー育成プログラムメンバーである20歳の角田は、ホンダの強力なバックアップを得て今年からF2選手権に参戦している。F2初挑戦ながら現時点でランキング3番手につけている角田の評価は高く、2021年にはアルファタウリでF1デビューすることがほぼ確実だとのうわさがささやかれている。

その角田は今季のF1第13戦エミリア・ロマーニャGP(11月1日決勝)が行われるイモラ・サーキットにおいてレースの翌週にトロロッソ(現アルファタウリ)の2018年型F1マシンで300kmに及ぶテスト走行を行うことになっており、これでF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを確実に手にすることができると考えられている。

テレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』から、レッドブルの育成ドライバーのうち2021年にF1デビューできそうな者はいるかと質問されたマルコは次のように答えた。

「候補者は1人だけだ。そしてそれは角田裕毅だよ」

「彼はアルファタウリでドライブすることになるはずだ。彼に必要なのはスーパーライセンスを得るために必要なポイントを獲得することだ」

この発言を見る限り、角田が11月下旬と12月初旬にバーレーンで行われる残り2ラウンド(4レース)で大きくランキングを下げてしまうようなことがない限り、2021年にアルファタウリ・ホンダからデビューを飾る可能性はかなり高いと考えていいだろう。

もし角田が来季F1に昇格すれば、2014年までF1で活躍していた小林可夢偉以来7年ぶりに日本人F1ドライバーが誕生することになる。

一方、レッドブルの2021年のドライバーラインアップに関しては、マルコは依然としてイギリス生まれのタイ国籍ドライバーであるアレクサンダー・アルボンが来季もマックス・フェルスタッペンのチームメート候補ナンバー1だと主張している。

マルコは、「もし彼(アルボン)が成長と進歩を続けていくことができるならば」2021年もレッドブルに留まることになるだろうと示唆し、次のように続けた。

「高速コーナーでは、彼はフェルスタッペンのレベルにある。彼はたった2つか3つのコーナーでかなりタイムをロスしているんだ」

「だが、いつ、どこで彼が進歩を示すかは分からない。タイトル獲得を狙うためには、この不確定要素を抱え続けるわけにはいかないよ」

実際のところ、うわさでは今季限りでレーシングポイントを離脱することが決まっているセルジオ・ペレスと、昨年までルノーに所属していたニコ・ヒュルケンベルグが新たなフェルスタッペンのチームメート候補だと考えられている。

マルコも、その2人が候補になる可能性はあると次のように語っている。

「もしアルボンが期待に応えることができなければ、我々は外部に目を向けるしかなくなるだろうし、そのときはペレスとヒュルケンベルグを検討することになるだろう」

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