14歳の日本人最年少フォーミュラ・カー・レーシングドライバーのJuju(野田樹潤)が現地時間6月20日(土)、海外F4デビュー戦でファステストラップを記録しながら、ポール・トゥ・ウィンという完璧な勝利を飾った。
■新型コロナウイルスにも負けず
元F1ドライバーで父の野田英樹(51歳)らと共に今年1月からデンマークを活動拠点としているJujuだが、新型コロナウイルス(COVID19)感染拡大の影響により、インターナショナルスクールも3月上旬に1週間通って休校、トレーニングジムも閉鎖、当初予定されていた5月と6月上旬の2大会は中止となっていた。
そんな中、Jujuは4月に実施したパドボーグパークでのテスト走行ではDanish F4のコースレコードを0.2秒短縮するなどデビュー戦に向けて集中してきた。
■デビュー戦の優勝「本当に嬉しい」
『F4デンマーク選手権(F4 Danish Championship)』の事実上の開幕戦の舞台となったデンマークFMD Jyllandsringen(ユトランドリンク)は、1周2.3kmのデンマークで最もテクニカルで肉体的にもハードなサーキットと言われている。
レースは15分プラス1周で行われ、ポールポジションからスタートしたJujuは、テスト走行からの好調を維持し、見事にポール・トゥ・ウィンを飾り、「一度しかないデビューウィンと言うチャンスを得ることができました。本当に嬉しいです」とInstagramで初優勝の気持ちを述べている。
F1を目指す若干14歳の女性レーシングドライバーJujuの速さに注目が集まる。
■Jujuがドライブする2020年F4マシンのカラーリング
First race of the year, debut in Europe. RACE WIN!!
今年の最初のレース、ヨーロッパでデビュー。 レース勝利!!#NODARacing #JujuNoda #Juju10 #JN10 pic.twitter.com/yY5CJbcLIx
— NODA Racing (@NODA_Racing) June 20, 2020