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【F1】いつ観客の前でレースができるかはまだ決められない

2020年06月17日(水)19:18 pm

F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンが、今年のF1レースに観客を入れることに関してはもっと時間をかけて判断していくことになると語った。

新型コロナウイルスの世界的蔓延によりレース開催ができない状況が続いていたF1だが、現時点では7月から9月上旬にかけてヨーロッパで8レースを無観客で開催するという予定が発表されている。

しかし、F1では最終的には2020年に全部で15レースもしくは16レースを開催することを計画しているようだ。

そしてそれらの中には、すでに予定されているオーストリア、ハンガリー、イギリス、スペイン、ベルギー、イタリア以外のヨーロッパ圏内にあるサーキットでの開催も含まれていると考えられている。

そして、それらのレースに関しては観客を入れる可能性も示唆されている。

しかし、ブラウンはベルギーのフランス語紙である『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』に次のように語った。

「我々は焦ってはいないよ」

「ヨーロッパの主催者の中には少々楽観的な者もいるが、我々はまだファンのための計画は立てていない。本当に重要なのは、安全な環境のもとで我々がレースを行うことができることだ」

「我々は世界中を旅して回っているし、ほかの国々へ行くことが妨げられるような問題を抱えるわけにはいかないんだ。我々はこのことに関しては意識的に非常にゆっくり対応するつもりだ」

「一歩踏み出したものの、また後ずさりしなくてはならないようなことにはしたくないからね」

ブラウンは、ヨーロッパ圏外のレースのうちいくつかは観客の前で開催できる可能性はあると示唆したものの「それはまったく保証されているわけではない」と語り、次のように続けた。

「無観客であればレースができるという事実はシーズンを開幕する上で極めて重要なことなんだ。ウイルスの状況は世界中で非常に異なっている。だから、観客がいなければレース開催が可能であることがはっきりしたことで、我々に多くの選択肢が生まれたんだ」

「もちろん、それはどんなスポーツにとっても理想的なことではない。だが、まったくレースができないよりはファンがいなくてもレースができる方がいいよ」

無観客レースとしてオーストリアのレッドブルリンクで行われる今年最初のレースは7月3日(金)に開幕し、5日(日)に決勝が行われる予定となっている。

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