NEXT...F1開催スケジュール

アロンソのインディ500挑戦に暗雲 ホンダがエンジン供給を拒否との報道

2020年02月03日(月)16:45 pm

フェルナンド・アロンソの2020年のインディ500挑戦計画が暗礁に乗り上げたようだと報じられている。

世界3大自動車レースと呼ばれるF1モナコGP、ル・マン24時間レース、そしてアメリカで開催されるインディアナポリス500マイルレース(通称インディ500)全てで勝利を収め“3冠”達成を目標に掲げているアロンソは、2017年、2019年に続き、今年の5月に行われるインディ500に3度目の挑戦をする計画を立てていた。

そして、先週にはアロンソがインディカーの有力チームのひとつであるアンドレッティ・オートスポーツとインディ500参戦契約を結ぶことで合意に至り、間もなく正式発表が行われるだろうと報じられていた。

だが、最新の情報によれば、アンドレッティ・オートスポーツにエンジンを供給しているホンダがアロンソの乗るインディカーマシンに自分たちのエンジンを搭載することを拒否したと考えられている。

2015年から3年間にわたってホンダエンジンを搭載するマクラーレンF1マシンで戦っていたアロンソだが、2015年にホンダのお膝元である鈴鹿サーキットで行われたF1日本GPでのレース中に無線を通じてホンダエンジンを「GP2のエンジンだ」とののしったことがよく知られている。

アロンソは最近、そうした発言を行ったことに関してイギリスの『F1 Racing(F1レーシング)』誌に次のように語っている。

「ああいうことは言うべきではなかったかもしれない。だけど、僕はあれをテレビの前、あるいは記者会見で言ったわけじゃないよ」

「僕が経験したのと同じことを現在のトップドライバーたちが経験したら、彼らが何と言うか、僕には想像できないよ」

ともあれ、3年間で終止符が打たれたマクラーレンとホンダのコラボレーションだが、その間にホンダとアロンソの関係が非常に悪化していたことは間違いないようだ。現在ホンダエンジンを搭載しているレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、ホンダ関係者の前ではアロンソという名前は禁句だというような発言をしている。

もし伝えられているように、ホンダがインディ500に参戦するアロンソに自分たちのエンジンを使わせないということになれば、アロンソの“3冠”の夢はまた遠のくことになってしまうかもしれない。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック