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【レッドブル・エアレース】今季4戦中3勝を果たした室屋義秀、なぜ年間王者になれなかったのか?そのポイントシステムとは?

2019年09月08日(日)14:36 pm

レッドブル・エアレース(Red Bull Air Race World Championship)2019シーズン最終戦となる千葉大会(千葉県立海浜幕張公園)ファイナル4で、室屋義秀(チームファルケン)が優勝した。

●【レッドブル・エアレース】室屋義秀、最後の大会で優勝!チャンピオンには1ポイント届かずも今季最多優勝

レッドブルエアレース千葉

室屋は今シーズン全4戦中3勝目を挙げたものの、惜しくも1ポイント差でチャンピオンを逃すことになった。今シーズン圧倒的な強さを見せた室屋だが、なぜチャンピオンを逃してしまったのだろうか?

■ポイントシステム

その理由を知るには、まずレッドブル・エアレースのポイントシステムを理解する必要がある。ポイントシステムは以下のとおりだ。

■レース
1位 25ポイント
2位 22ポイント
3位 20ポイント
4位 18ポイント
5位 14ポイント
6位 13ポイント
7位 12ポイント
8位 11ポイント
9位 5ポイント
10位 4ポイント
11位 3ポイント
12位 2ポイント
13位 1ポイント
14位 0ポイント

■予選
予選1位 3ポイント
予選2位 2ポイント
予選3位 1ポイント

これを見ると、レースでの1位と2位以下のポイント差が非常に小さいのがよく分かる。最下位の14位は0ポイントだが、13位でも1ポイント獲得できるシステムだ。

■室屋の今シーズン結果
ポイントランキング2位:80p
【第1戦】予選1位(3p)、レース1位(25p)=28p獲得/アブダビ
【第2戦】予選4位(0p)、レース1位(25p)=25p獲得/カザン
【第3戦】予選9位(0p)、レース12位(2p)=2p獲得/バラトン湖
【第4戦】予選5位(0p)、レース1位(25p)=25p獲得/千葉

室屋は今シーズン、第1戦アブダビで予選1位と優勝を果たし、28ポイントの完璧なシーズンスタートを切った。

第2戦カザンでは予選こそ4位でポイントを得られなかったが、レースでは今季2勝目を挙げ、25ポイントを獲得。チャンピオン最有力候補だった。

しかし室屋は第3戦バラトン湖を12位で終えてしまう。これが結果的に致命的となった。

レッドブル・エアレース最後の大会となった第4戦千葉で、室屋は優勝して25ポイントを獲得した。

しかし、1勝を含む安定した結果を残し続けたマット・ホール(オーストラリア)がポイントを積み重ね、最終的にはチャンピオンに輝いた。

■マット・ホールの今シーズン結果
ポイントランキング1位:81p
【第1戦】予選8位(0p)、レース5位(14p)=14p獲得/アブダビ
【第2戦】予選9位(0p)、レース2位(22p)=22p獲得/カザン
【第3戦】予選6位(0p)、レース1位(25p)=25p獲得/バラトン湖
【第4戦】予選7位(0p)、レース3位(20p)=20p獲得/千葉

■ペナルティが大きなリスクに

空のF1と呼ばれてきたレッドブル・エアレースは、空中で0.001秒を争うモータースポーツだ。しかし、地面に接しているクルマと違い、一つのミスが命取りになるのが飛行機だ。そのため、「できる限り少ないミスで、できる限り速く飛び抜けることがパイロットの目的」としている。

厳しいペナルティの中には「11Gを超えるオーバーGで+1秒」、「最大12Gを超えるとDNF」、「規定以上に高く飛びすぎると+2秒」、「パイロンヒットで+3秒」など一つのミスがレース結果に大きく影響することがわかる。これはもちろん安全上の理由を最優先していることからだろう。

■チャンピオンはマット・ホール

レッドブルエアレース千葉

年間チャンピオンは、千葉大会で3位となったマット・ホール(オーストラリア)が獲得した。室屋は、わずか1ポイント差でチャンピオンを逃したものの今シーズン4戦中3勝を挙げ、千葉大会では速さと強さを日本のファンの前で見せてくれた。

レッドブル・エアレースはこれで終了することになるが、室屋義秀の今後の活躍とレッドブルのイベントに期待したい。

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