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ボッタス、メルセデスのシート喪失に備えて「プランB」を準備

2019年08月05日(月)19:03 pm

バルテリ・ボッタス(メルセデス)が、2020年シーズンに向けて「プランB」を検討していることを示唆した。

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雨に見舞われたF1第11戦ドイツGP決勝ではクラッシュを演じてリタイアに終わったボッタスだが、先週末の第12戦ハンガリーGPでも2番グリッドからスタートしながらもチームメートのルイス・ハミルトンとの接触によりマシンにダメージを負ってしまい、8位でフィニッシュするのがやっとだった。

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフは、2020年にはボッタスを続投させるか、あるいは現在リザーブドライバーを務めているエステバン・オコンを昇格させるか、そのどちらかの可能性が高いとほのめかしている。

そうした中、2戦連続で不本意な結果に終わってしまったボッタスが今季限りでメルセデスのシートを失う可能性が高くなったと考えているF1関係者も少なくないようだ。

ヴォルフは、来季誰をハミルトンのチームメートにするかは夏休みの間に決めることになるだろうと語ったが、ボッタスに関しては単に直近のレース結果だけで判断するつもりはないと次のように語っている。

「すべてのデータに目を通す必要があるし、彼にとって有利なことも不利なことも考慮に入れなくてはならない」

ヴォルフはさらに、22歳の若いオコンを昇格させることにも不安がないわけではないと次のように付け加えた。

「エステバンのような若者もチャンスを与えられるにふさわしいだろう。だが、ルイスとの比較というプレッシャーに対応するのは簡単なことではないだろうね。難しい判断になるよ」

現時点での状況について訪ねられたボッタスは次のように答えている。

「楽ではないよ。だけど、それがこのスポーツなんだ。常に許容できるリスクの度合いを計りながら限界まで攻めなくてはならないんだ」

「それと同時に自分の契約がどうなるか不透明であればうまくいかないものさ。プレッシャーを力に変えられるドライバーもいると考えている人たちもいるけれど、僕にはそれは当てはまらないな」

だが、ボッタスはヴォルフが夏休み中にどういう結論を下すかについては「特に心配してはいない」と主張している。

「だけど、このことに関してチームから聞きたいと思っているよ」

そう語ったボッタスは次のように付け加えた。

「F1にいる限りは、常にプランBを持つ必要があるし、プランCだって用意しておくべきだよ」

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