2014年から2015年にかけてロータスF1チームのCEOを務めていたマシュー・カーターが、現在メルセデスのリザーブドライバーを務めているエステバン・オコンが2020年に再びF1グリッドに並ぶのは「100%確実」だと語った。
現在22歳のオコンは、2014年のF1最終戦アブダビGPでロータスから金曜フリー走行に出走。そして2016年シーズンにはロータスを買収してルノーと名前を変えたチームのリザーブドライバーを務めていた。
2017年にフォース・インディアのフルタイムドライバーになったオコンは、翌2018年も同チームに残留。だが、その年にフォース・インディアがカナダの大富豪であるローレンス・ストロールによって買収されたことから、2019年にはレーシングポイントと名前を変えたチームのシートをキープすることはできなかった。
オコンを契約下に置くメルセデスはルノーと交渉。オコンが2019年にルノーで走るのはほぼ確定だと報じられていた。ところがルノーは当時レッドブルに在籍していたダニエル・リカルドと電撃的に契約を締結。これによりオコンの行き場がなくなってしまったという経緯がある。
「エステバンは100%ルノーに行くことになっていたんだ」
そう語ったカーターは次のように付け加えた。
「私が耳にしたところでは、100%彼は来年レースをするよ。私は関係筋から彼が来年メルセデスで走ることになると聞いている」
このニュースの真偽のほどは不明だが、もし事実であれば、バルテリ・ボッタスが今季限りでメルセデスのシートを失うことになる。
今後、ドライバー移籍のうわさが駆け巡る“シリーシーズン”がさらに熱を帯びてくるのは間違いないだろう。