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【WRC】トヨタの日本人WRCドライバー誕生へ 勝田貴元がヤリスWRCでトップカテゴリーへ参戦

2019年06月28日(金)22:41 pm

TOYOTA GAZOO Racingは、ラリーで世界に挑戦する若手ドライバーを支援するプログラム「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム」の2019年の活動内容を強化し、勝田貴元がヤリスWRCでWRCクラスに参戦することが決定した。

■勝田の成長

勝田貴元は、愛知県出身の1993年3月17日生まれ。今シーズンここまで、FIA世界ラリー選手権(WRC)のWRC2クラスにR5車両で7戦参戦し、チリでは自身2度目となるクラス優勝を果たした。また、ヤリスWRCで参戦したフィンランドラリー選手権では2戦2勝という結果も残すなど、着実に成長してきた。

■日本人WRCドライバーの誕生へ

シーズン前半での成長度合いを鑑み、シーズン後半の活動内容を、「日本人WRCドライバーの誕生」という本プログラムの目標の早期達成を狙うものに見直し、WRC第10戦ラリー・ドイチェランドと第13戦ラリー・スペインへ、ヤリスWRCでトップカテゴリーへ参戦し、更なる成長の促進を図るという。

■トミ・マキネン(プログラム監修)

「勝田は今シーズンここまで良い結果を残しています。WRC2クラスで戦う中で、ドライビング技術の向上と、一貫性を持つことに成長を見せています。

ヤリスWRCで初めて参戦したフィンランドラリー選手権でもしっかりと走りました。このような彼の成長を見て、次のステップへの準備は整っていると判断しました。

そこで、更なる成長の促進を図るため、WRCトップカテゴリー2戦に出場する機会を与えます。勝田はドイチェランドでのラリーは初めてですし、スペインはグラベルとターマックで構成されるラリーですので、とても大きな挑戦になります。そのため、結果を追うことを目標とはせず、ドライビング技術の向上と、参戦を通して様々なことを学ぶことを優先させます。」

■勝田貴元

「まずサポートしてくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいです。4年前ラリーに転向してから、将来WRCワールドチャンピオンを獲ることを考えてラリーに取り組んできました。良いこともあれば、悔しかったこと、苦しかったことも沢山ありました。本当に多くの方にサポートいただき、この度大きな一歩を踏み出すことができます。

ですが、僕にとってのゴールはここではありません。今年ヤリスWRCに乗ってから徐々に手応えを掴みつつあります。近い将来WRCトップカテゴリーで戦うためにも、今は焦らず着実に経験を積み、このチャンスを無駄にしない様、一戦一戦成長していきます。

まだまだ夢へ向けてやるべきことは多いですが、必ず最後までやり切りますので、今後共応援の程よろしくお願い致します。」

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