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フェルスタッペン「ホンダF1エンジンはもっとパワー改善が必要」

2019年06月24日(月)18:10 pm

先週末にポール・リカール・サーキットで開催された今季のF1第8戦フランスGP決勝を今季5回目の4位フィニッシュで終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、ホンダエンジンにはもっとパワーを改善する必要があると語った。

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全21戦で行われる今年のF1だが、シーズン中に使用できるエンジン数は全部で6つに分類されるコンポーネントのうちICE(内燃機関)、TC(ターボ)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)の主要コンポーネントは年間3基まで、MGU-K(運動エネルギー回生システム)、ES(バッテリー)、CE(電子制御システム)は2基までと制限されている。

そして、ホンダはすでに第5戦スペインGPで2基目の主要コンポーネントを投入していたが、先週末のフランスGPで4台中3台に早くも3基目を投入。そのほかの3つのコンポーネントも2基目を投入しており、今後新たなコンポーネントに交換すればグリッド降格ペナルティーを受けることになる。

スペインで投入されたスペック2は主に信頼性改善に重点が置かれたものだと言われていたが、今回フランスで投入されたスペック3はパフォーマンス改善に焦点を合わせたものだとされている。

だが、実際のところそのスペック3エンジンを搭載したレッドブルのマシンはメルセデスやフェラーリとの差を縮めることができなかったばかりか、昨年限りで決別したルノーのエンジンを搭載するマクラーレンにもかなり強烈に追い上げられる状況となってしまった。

フェルスタッペンは、ルノーのF1エンジンがかなり進歩を遂げたのは確かだと次のように語った。

「マクラーレンでさえストレートではすごく速かった」

「クルマのバランスには満足できているけれど、競争力を保ち続けるためにはもっと頑張り続ける必要があるよ。それに、もっとパワフルなエンジンが必要だね」

フェルスタッペンはフランスGP決勝を迎える前、ルノーにとってのホームレースとなるフランスGPでは、ルノーエンジン搭載マシンがかなりのスピードアップを実現してきており、とりわけ「パーティーモード」と呼ばれる予選専用モードによって予選での強さが目を引いたと次のように語っていた。

「ルノーがエンジンの特別な運用モードによって目に見えるパワー増加を果たしたのは明らかだよ」

来週末に行われる次戦F1オーストリアGPは、レッドブルにとってのホームレースとなる。そのレースにはフェルスタッペンの母国オランダからも多くのファンが駆けつけることが間違いないが、そのことが大きな後押しになるのではないかと訪ねられたフェルスタッペンは微笑みを浮かべながら次のように答えた。

「それによって僕のエンジンのパワーが増すわけじゃないからね。ファンが来てくれるのはうれしいものだけど、奇跡は期待していないよ」

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