トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1中国GPでのペナルティーには納得していないものの「僕のレースは戻ってこない」とし、次のアゼルバイジャンGPに気持ちを切り替えていると語った。
「中国GPを終えても、1周目のインシデントに関するペナルティーに対して僕の意見は変わらないよ。だけど、議論は終わったし、バクーに向けて前進していかなければならない。なにが起きたのかを考えたり、議論をしたりしても僕のレースは戻ってこないからね」
中国GPでは悔しい結果になったものの、予選とレースペースには満足できているという。
「上海でよかった点は、予選の走りに満足ができて、レースペースにも希望が持てたことだ。気落ちしている場合ではないし、あきらめずにハードワークを続ければ、結果は出るはずだよ」
バクーに対する印象を聞かれると、オーバーテイクも多く、超高速のホームストレート後にあるターン1でのブレーキングがチャレンジングだといい、ホンダPUを搭載したトロロッソにもチャンスがあると期待している。
「バクーはすばらしいサーキットで、ロングストレートに加えてさまざまなコーナーがあり、エキサイティングなレースを演出してくれるし、僕らにもチャンスがあるはずだよ。
すべての壁がコースにかなり近くて、走っていてアドレナリンが沸いてくるんだ。また、多くのオーバーテイクが見られるコースだし、ロングストレートでバトルが期待できるよ。
通常の市街地コースよりもかなり少ないダウンフォースで走らなければならないけど、難しいからこそおもしろいサーキットだよ。
ブレーキングもチャレンジングで、特に、ターン1ではロングストレートの終わりでかなりの速度が出ているから、うまくコントロールしなければならないね。ブレーキングポイントを正確にとらえる必要があるんだ。全力でがんばるよ!」