アルファロメオのチームマネジャーを務めるベアト・ツェンダーが、再びキミ・ライコネンと一緒に仕事ができることをうれしく思うと語った。
今季はアルファロメオというエントリー名称で戦っているものの、その実態はスイスに本拠を構えるザウバーだ。そしてザウバーは2001年にライコネンがF1デビューを飾ったチームでもある。
昨年限りでフェラーリのシートを失ったライコネンだが、アルファロメオと名前を変えた古巣チームと2020年までの契約を結んでいる。
今季はここまでに3レースが消化されているが、現時点で3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダのドライバーたちに次ぐランキング7番手につけているのがそのライコネンだ。
「キミと仕事をするのは本当に喜ばしいよ。彼はいつでも全力を尽くしている」
今年19年ぶりに再びライコネンと一緒にやることになったツェンダーは母国スイスの『Blick(ブリック)』にそう語ると、ライコネンが現在3強チーム以外のドライバーの中ではランキング最上位に位置していることに関して笑いながら次のように付け加えた。
「キミがBリーグをリードしているよ」
アルファロメオのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、トップ3チームによるAリーグとそれ以外のチームによるBリーグが存在する現在のF1の構造は来年までは変わることはないだろうと考えている
「2021年まで大きく変わることはないだろうね。我々は中団において最善を尽くすことができるだけだ」
そう語ったバスールは、2019年の目標について次のように付け加えた。
「コンストラクターズ選手権で6位を目指すという我々の目標に変更はない」
2018年のコンストラクターズランキングは8位だったヒンウィルに本部を構えるチームだが、現時点ではここまでにルノーと同じ12ポイントを稼いでランキング5番手に位置している。