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F1マイアミGP、「汚職のうわさ」で2020年の開催も困難に

2019年04月10日(水)16:45 pm

F1マイアミGP開催計画にさらなる逆風が巻き起こっているようだ。

2017年から新オーナーとしてF1運営を開始したリバティ・メディアは、当初2019年からアメリカ国内で2つ目のF1グランプリ開催をもくろんでいた。

そしてその候補筆頭がマイアミだったのだが、地元住民らによる反対運動などが起こったこともありリバティ・メディアは2019年の開催を断念。

現在はマイアミの行政部門も腰が引けた形となっており、開催に向けた交渉は暗礁に乗り上げてしまった形となっている。

リバティ・メディアの一員であり、現在F1最高責任者のポジションにあるチェイス・キャリーは、現在も2020年の開催を目指してマイアミとの交渉が続けられていると主張している。

だが、『The Independent(インデペンデント)』はこのほど、地元の議員がマイアミ市議会の投票を遅らせることによって2020年のマイアミGP開催を事実上キャンセルしたと報じた。

『The Independent(インデペンデント)』は、2019年の都市計画委員会の投票は5月23日まで延期されたと議事録に記されていることを明らかにしている。これにより、事実上2020年にF1開催のための市街地コースを設けることは時間的に非常に困難になると考えられている。

さらに、マイアミGP開催に向けての逆風がさらに強くなりそうな状況も発生しているようだ。

最近、ある内部告発者が、F1コマーシャルオペレーション担当マネジングディレクターを務めるショーン・ブラッチーズが、マイアミ・デイド郡のカルロス・A・ヒメネスとその数人の友人に対し「贈り物」の提供を申し出たメールを送っていたことを明らかにしている。

その内部告発者は次のように語ったと報じられている。

「ショーン・ブラッチーズはマイアミ・デイド郡の知事を動かすために不当な贈り物を提供しようとしているようだ」

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