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レッドブル・ホンダが強いのは明らかだとハッキネン

2019年03月20日(水)17:23 pm

フィンランド出身の元F1ドライバーであるミカ・ハッキネンは、2019年F1シーズンにおいてレッドブル・ホンダがあなどることのできない「勢力」となっていくのは確かだと考えている。

2015年にマクラーレンと組んでエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たしたホンダだったが、以後3年間にわたって結果を残すことができず、マクラーレンとは2017年シーズンを最後に決別。2018年にトロロッソのエンジンパートナーとなったホンダは今年から3強チームのひとつであるレッドブルへのワークスエンジン供給を開始している。

そして、新生レッドブル・ホンダはその初戦で見事にマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得するという幸先のよいスタートを切っている。

■ゴールはまだ先にあるとホンダ

だが、ホンダのF1担当テクニカルディレクターである田辺豊治はスペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』に対し、「そのことでいくらかプレッシャーが取り除かれました」と語ったものの、レッドブル・ホンダが勝利できるようになるにはもう少し時間がかかるだろうと次のように続けている。

「最強チームたちとは明らかにまだ差があります。表彰台に上ることができたからといって目標や我々の期待には何の変化もありません」

「このレースでの結果は我々に希望を提供してくれましたが、それはクルマやドライバー、そしてサーキットの特性の組み合わせによるものでした」

「実際に今の我々のパフォーマンスがどういう位置にあるのかを知るのは簡単ではありません。毎回違うサーキットに臨むわけですし、次のレースでは違う位置になるかもしれませんからね」

■開幕戦でのホンダは素晴らしかったとフェルスタッペン

だが、マックス・フェルスタッペンが開幕戦で見せたホンダエンジンのパフォーマンスに満足しているのは確かだ。

フェルスタッペンは自身の公式サイト『verstappen.nl』で次のように語っている。

「コース上でフェラーリをオーバーテイクできたのはホンダにとってものすごく素晴らしいことだったよ」

フェルスタッペンはその一方で、母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に対し、レッドブルの2019年型車RB15をもっと改善する必要があると次のように指摘している。

「クルマは中速コーナーではそれほどよくはなかった。4速や5速ギアに関してはもっと改善できると思うよ」

■ホンダ復活を評価するハッキネン

ともあれ、開幕戦で表彰台を獲得したレッドブル・ホンダが今季のタイトル争いにおいて重要な役割を演じることになるのは間違いなさそうだ。

1998年と1999年にマクラーレンで2年連続F1チャンピオンとなった実績を持つハッキネンは、『Unibet(ユニベット)』の自身のコラムに次のように書いている。

「開発には4年もの困難な時間を要したが、マックス・フェルスタッペンがセバスチャン・ベッテルが駆るフェラーリを追い抜くことでそれを達成できたのはかなり特別なことだった」

「レッドブル・ホンダが今年のF1選手権において勢力となるのは明らかだよ」

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