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マクラーレンの問題は「F1への集中欠如」

2019年01月24日(木)17:03 pm

デンマークの『BT』紙が、近年のマクラーレンが抱えている最大の問題はF1への“集中”が欠如していることだと論じている。

F1有数の名門チームとして知られるマクラーレンだが、2008年のルイス・ハミルトンを最後にF1タイトル獲得から遠ざかるとともに、2012年のブラジルGP以降優勝にも手が届かない状況が続いている。

2015年から3年間に及んだホンダとの提携を解消し、2018年にはルノーエンジンを搭載したものの、チームがやはり表彰台すら狙えない状態にあることに変わりはなかった。

「その理由のひとつは、彼らが(F1への)集中を失っていることだ」

そう書いた『BT』は次のように続けている。

「彼らは多くを求め過ぎている。彼らはインディやGT、そのほかのレースもやりたがっている。だが、F1こそが彼らが集中すべき核であるはずだ」

「ビッグチームが、彼らが陥ったような形で負け始めれば、お互いに批判し始めるし、チーム内全体にいさかいが生じてしまう」

現在マクラーレン・レーシングを率いるCEOのザック・ブラウンは、昨年、それまでレーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエを更迭してジル・ド・フェランをスポーティングディレクターに指名したほか、トロロッソからテクニカルディレクターのジェームス・キーを引き抜くなど大幅なチーム人事改造に着手している。

さらに今季は元ポルシェWECチーム代表のアンドレアス・ザイドルをマネジングディレクターに登用し、F1での巻き返しを図ることになる。

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