キミ・ライコネンの伝記本が、母国フィンランドにおける2018年のベストセラーとなった。
2018年に2007年のF1チャンピオンであるライコネンの公式伝記本『知られざるキミ・ライコネン』が出版されたが、カリ・ホタカイネンという人物が執筆したこの本には文字通りこれまでには公にされていなかったことが多く描かれており、大きな評判を呼んでいる。
『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙が報じたところによれば、この本はこれまでに19万1,000部を売り上げており、フィンランド国内では「2018年におけるダントツのベストセラー」となったという。
昨シーズン限りでフェラーリのシートを失い、今季はザウバーで戦うことになるライコネンは、その記事の中で次のように語っている。
「ただ、やってみることにしただけさ」
「僕から見ればそれほどたいしたことではないんだ。僕がこれまでにやってきたことがたまたま今本の中で語られただけさ」
このライコネンの伝記本出版が成功したことに刺激を受けたのかどうかは定かではないが、昨シーズン限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソも伝記本を出版する計画を進めているようだ。
そのことについて質問を受けたアロンソは次のように答えている。
「ああ、来年そうするつもりだよ」
ちなみに、『知られざるキミ・ライコネン』は日本国内でも三栄書房から出版されており、定価は3,456円となっている。