セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、2019年にロバート・クビサがF1復帰を果たすことに関して「複雑な心境」を抱いていると語った。
ポーランド人初のF1ドライバーとしてBMWザウバーから2006年にデビューしたクビサは2008年のF1カナダGPで初優勝を飾るなど、将来有望な若手ドライバーとして注目を集めていた。
だが、2011年シーズン開幕前に参戦したラリーレースで大事故を起こし、右腕に今も障害が残る大けがを負ってしまった。だが、クビサはF1復帰の夢を捨てずにリハビリに取り組み、8年のブランクを経てついに来季ウィリアムズのフルタイムドライバーとしてF1グリッドに戻ってくることが決まっている。
先週34回目の誕生日を迎えたクビサの復帰に関して、ベッテルはスイスの『Blick(ブリック)』に次のように語った。
「複雑な心境だよ」
「一方では、僕個人としてもうれしく思っている。彼がどれだけ大変なことをやり遂げたのか、想像すら難しいことだからね」
「でもその一方で、チャンスが与えられるにふさわしい若いドライバーたちもいるんだ」