今シーズン中盤、トロロッソ・ホンダの技術責任者であるジェームス・キーがトロロッソを出ていくことが発表されたが、来季からレッドブルへ移籍するピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)によるとやはりトロロッソにとってかなりの痛手のようだ。
ホンダは2019年に向けてPU(パワーユニット)を着実に稼働させているが、シャシーの開発は実際には停止したままで、トロロッソにとって奇妙なシーズンとなっている。
ガスリーは『Globo(グローボ)』に次のように語った。
「(開幕戦の)メルボルン以来、僕らは実際にクルマをアップグレードしていなかったんだ」
「モナコでは非常に小さな変更があったけど、それはオーストリアでは効果はなかった」
ガスリーは、F1界でも非常に評価の高いエンジニアであるキーがすでにガーデニング休暇を取っており、マクラーレンへ移籍することでトロロッソは痛みを負うと考えている。
「チームがテクニカルディレクターを失った場合、それは常にパフォーマンスに影響を与えると言えるよ」とガスリーは語った。
しかし、ガスリーにとって良いニュースは、トロロッソは基本的に、2019年に向けてホンダが急速にエンジン開発をするための「テストカー」として使用されているということだ。
「エンジンを増やすとペナルティが科せられることは分かっている。だけど確かに新しい仕様なら、僕らは最終レースでより良いPUで戦えるより良いチャンスを持てるだろうね」。