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【FP2レポート】ガスリーにトラブル発生もスペック3ホンダPU搭載のハートレーが10番手/F1日本GP

2018年10月05日(金)16:09 pm

2018年F1第17戦日本GPが10月5日(金)、鈴鹿サーキット(1周5.807km)で開幕。14時から行われたフリー走行2回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを刻んだ。

●【画像:FP2結果】2018年F1第17戦日本GPフリー走行2回目のタイム差、周回数

セッションが開始されるとトップチーム勢ではフェラーリがまず鈴鹿に持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するソフトタイヤでの周回を開始。セバスチャン・ベッテルがトップ、2番手にキミ・ライコネンが続く形となる。

そしてレッドブルとメルセデスもフェラーリ同様ソフトタイヤでコースイン。まずダニエル・リカルドが3番手、マックス・フェルスタッペンが4番手タイムを刻むが、その後ボッタスが2番手に浮上。そしてその直後にハミルトンが全体ベストタイムを更新してトップに立った。

フォース・インディアのエステバン・オコンとハースのロマン・グロージャンは一番硬いミディアムタイヤで走行に臨み、ソフトタイヤ勢に交じってそれぞれ8番手10番手に食い込む走りを見せた。

この時点でトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが9番手につけるパフォーマンスを見せたが、チームメートのピエール・ガスリーのマシンにはトラブルが発生してしまい、一度もコースに出ることなくガレージ内で必死の修理作業が続けられていた。

セッション開始から30分が経過したころから、ドライバーたちは一番軟らかいスーパーソフトタイヤに交換して予選シミュレーションに入り始める。

フェラーリ勢も新品スーパーソフトに履き替えてアタックを開始するが、ベッテルもライコネンもハミルトンがソフトタイヤでマークしたトップタイムを破ることができない。

ライバルたちが先に予選シミュレーションを開始したことで一時は12番手に順位を下げたハートレーだったが、スーパーソフトでのアタックで10番手タイムを刻んでトップ10の一角に食い込んでくる。

一方、トップ3チームの中では最後にスーパーソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始したメルセデス勢だが、ハミルトンがベッテルに0.833秒差をつける1分28秒217を刻んでトップに立つと、ボッタスもハミルトンから0.461秒遅れながら2番手に上昇。このセッションでもメルセデス勢が1-2体制を築いた。

その後、ドライバーたちはロングランプログラムに移行していく。

周回が重ねられていくと、ライコネンの左リアタイヤに大きなブリスターが発生している様子がはっきりと視認できるようになる。一方、メルセデスやレッドブルのタイヤにはそれほど大きなダメージが発生しているようには見えない。

セッションの残り時間が15分になるところでようやくマシンの修理を終えたガスリーがコースイン。スーパーソフトタイヤでアタックを行い、13番手タイムを刻んだ。

しかし、ライバルドライバーたちが軒並み30周以上の周回をこなす中、ガスリーは1セットのスーパーソフトでわずか10周しかできず、予定していた走行プログラムをこなすことができずに終わっている。

ハートレーのペースを見ても、着実にスペック3と言われる最新PUのパフォーマンス向上が見てとてるだけに、明日のフリー走行3回目で予選や決勝に向けてどこまでマシンバランスの調整ができるかがトロロッソ・ホンダとガスリーにとっての課題となりそうだ。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:28.217
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:28.678
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:29.050
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:29.257
5番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:29.498
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:29.513
7番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:30.035
8番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:30.440
9番手/マーカス・エリクソン(ザウバー) 1:30.478
10番手/ブレンドン・ハートレー(トロロッソ) 1:30.502

F1日本GPフリー走行3回目は、明日の12時から始まる。

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