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F1デンマークGP開催計画がとん挫

近いうちに実現するのではないかと予想されていたF1デンマークGPだが、どうやらそのプロジェクトは白紙に戻ってしまったようだ。

最近、コペンハーゲン市街地コースにおいて2020年にF1を初開催しようとする計画が進められていることが明らかとなっていた。

だが、デンマークの首都コペンハーゲンの市長であるフランク・イェンセンがこのほど地元紙『Politiken（ポリティケン）』に対し、行政としては「リスクの高すぎるプロジェクト（F1）に加わることはできない」と語り、次のように付け加えた。

「私もその計画には前向きだった。だが、そのためにかなり巨額の公的支援が期待されていたことが分かったのだ」

このF1プロジェクトはデンマークの前科学大臣であったヘルゲ・サンダーが中心となって率いてきたものだった。サンダーは今回のコペンハーゲン市長発言を受けて『Ekstra Bladet（エクストラ・ブラデ）』に次のように語った。

「非常に失望している。すでに非常に多くのことを達成してきたのだからね」

「リバティ・メディア（F1オーナー）はコペンハーゲンでのレースを望んでいたし、チャーリー・ホワイティング（F1競技委員長）の承認も得てヘルマン・ティルケ（F1サーキット設計者）がサーキットに取り組んでいた。それは我々の手の内にあったんだ」

やはりこのF1プロジェクトに大きくかかわってきていたビジネスマンのラース・サイヤー・クリステンセンは、今回の市長の判断には「かなり怒りを感じている」と語り、次のように付け加えている。

「この決定はまさに政治的なものだし、12か月前に決めることもできていたはずだ。そうすれば、我々の小さく才能あるチームが費やした非常に多くの作業時間と数百万ドルを節約することもできていただろう」