ローレンス・ストロールによるフォース・インディア買収に障害が生じるかもしれないと報じられている。
債務返済のめどが立たず裁判所から破産宣告を受けたフォース・インディアだが、その後ウィリアムズのランス・ストロールの父ローレンス・ストロールが率いる投資家集団によって買収され、F1に生き残ることが可能となった。
ところが、このほどロシアのウラルカリという会社がストロールらによるフォース・インディアの買収に異議を申し立てたことが明らかとなった。
このウラルカリという企業はフォース・インディアのテストドライバーを務めるニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンが率いる化学メーカーだ。
ウラルカリ社は、フォース・インディア買収に向けて「競争力のある入札」を行う準備を整えていたものの、管財人から不当な扱いを受けたと主張している
ウラルカリ社が出した声明によれば、管財人は同社の入札参加を「拒否」した上、「電話やEメールでの問い合わせに対する回答も行わなかった」のだという。
その声明には次のように付け加えられている。
「ウラルカリは管財人のもとで行われた今回の手続きはフォース・インディアの債権者や株主、さらにはスポーツ全体にとって最善の利益をもたらすものではないと考えている」