ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、ホッケンハイムリンクで行われる2018年F1第11戦ドイツGP(22日決勝)に向けて次のようにコメントした。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「3連戦を終えて一つ週末を挟み、今週はドイツグランプリに向かいます。かつてホッケンハイムはエンジンサプライヤーにとって最も難しいレースの一つでした。その理由は高いスロットル全開率にあり、ドライバーは森の中を走る2本のロングストレートをフルスロットルで駆け抜けていました」
「2001年の改修によりロングストレート自体はなくなりましたが、いまだにカレンダーの中では6番目にパワー感度が高いトラックであり、燃費についても厳しいサーキットの一つです」
「最後に走行したのは一昨年ですが、そのときよりも車体レギュレーションの変更により大きくマシンのグリップが上がっていますので、それに合わせたPUセッティングの煮詰めを進めていきます」
「我々はここで80~90年代に大きな成功を得ていますし、2001年のジャック・ビルヌーブ選手、それに2004年、2005年にもジェンソン・バトン選手が表彰台に登っており、いい思い出のあるサーキットです」