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【FP2レポート】トロロッソ・ホンダ、ガスリーにトラブルもトップ10キープ/F1オーストリアGP

2018年06月30日(土)0:11 am

2018年F1第9戦オーストリアGPが6月29日(金)、レッドブルリンク(全長4.318km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【画像:FP2結果】2018年F1第9戦オーストリアGPフリー走行2回目のタイム差、周回数

フリー走行1回目に引き続きサーキット上空を雲が覆い雨の心配もある中でスタートしたこのセッションだが、ほかのチームのドライバーたちとはタイミングをずらしてソフトタイヤでコースインしたハミルトンが開始20分ほどのところで1分4秒579をマークしてトップに立つ。

その2分後にはバルテリ・ボッタスが2番手に上がり、このセッションでもメルセデスが安定した速さを見せつけた。

セッション開始から25分ほどが経過したところでハースのケビン・マグヌッセンを皮切りにここに持ち込まれたドライタイヤの中で一番軟らかいウルトラソフトタイヤでのショートランプログラムが展開され始める。

セッションが3分の1を消化した時点ではハミルトン、ボッタスのメルセデス勢が1-2体制を築き、それにセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ピエール・ガスリー(トロロッソ)、ロマン・グロージャン(ハース)、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)が続いてトップ10を形成した。

ところが、セッション開始から36分ほどが経過したところで、最終ターンに向かっていたガスリーが縁石に乗った衝撃で左フロントサスペンションを壊してコース脇のグラベル上でクルマを止めてしまうというアクシデントが発生。セッションはここで赤旗中断となってしまう。

ガスリーのクルマはすぐに撤去され、残り時間が49分となったところでセッションが再開された。

このタイミング以降、ほとんどすべてのチームがロングランプログラムに移行していく。

ロングランでもメルセデスが安定したペースを示す中、ベッテルもそれに匹敵するペースでの周回を見せる。ホームレースとなるレッドブルはややペースがにぶく、現時点でのロングランペースでは2強チームに少し水をあけられてしまっているような印象を受けた。

ガスリーはトラブル発生が最終コーナーだったことが幸いし、クルマが比較的短時間でガレージに戻されたことからセッションの残り時間が20分を切ったところでコースに復帰。失った時間を取り戻すべく積極的にスーパーソフトタイヤでのロングランに臨んだ。

セッション後半は各ドライバーがロングランを中心としたプログラムを展開したことから、順位的には大きな変動のないまま初日のセッションが終了時刻を迎えた。

2セッション連続でトップタイムをマークしたハミルトンだが、このセッションでベストタイムを刻んだときにはいていたのは一番硬いソフトタイヤだった。2番手にやはりチームメートのボッタスが続き、ここまでの2セッションではメルセデスが盤石の体制を築いている。

3番手から6番手までは順当に3強チームのドライバーたちが占めたが、それに次ぐ7番手8番手にハースのグロージャンとマグヌッセンが続いている。そしてセッション途中で赤旗の原因を作ったガスリーが9番手、10番手にストフェル・バンドーン(マクラーレン)が続くというフリー走行2回目の展開となった。

トロロッソ・ホンダのもう1台ブレンドン・ハートレーは17番手、マシンにマイナートラブルが発生したかガレージでの作業時間が長くなっていたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は19番手でこのセッションを終えている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:04.579
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:04.755
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1.04.815
4番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:05.031
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:05.125
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:05.265
7番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:05.429
8番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:05.559
9番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:05.758
10番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:05.930

F1オーストリアGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

●【ハイライト動画】F1第9戦オーストリアGPフリー走行2回目

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