フォーミュラE選手権は、第2世代の新型車をオンラインで発表。電気自動車によるレースが第二章に突入した。
フル電動フォーミュラカーシリーズであるフォーミュラE選手権は、これまでの4年間で、5大陸、13都市、36レースを行ってきたが、いよいよ第二章が始まることになる。
次の3シーズン用に開発された新しいクルマは、2018/19シーズンにデビューする。
この第2世代の車両は、エネルギー貯蔵能力も走行距離も2倍になり、ドライバーがレース中に車両を乗り換えることなくレースを完走することができる。これは4年間でバッテリーとモーター技術が進化したことを証明するものでもあり、最終的には市販車が電気自動車へシフトしていく助けになるだろう。
■「この次世代車は革命だ」
フォーミュラE創業者兼CEOのアレハンドロ・アガグは「このクルマはレースの未来を表している」と述べ、次のように語った。
「我々がフォーミュラEを始めた時、目標は従来の型を破り、現状に挑戦し、モータースポーツに革命をもたらすことでした。この次世代車はその革命を表しています」
■FIAが設計した初のフォーミュラEカー
またこの第2世代フォーミュラEカーは、FIA(国際自動車連盟)によって設計された初めての車両になり、FIAのジャン・トッド会長は次のように述べた。
「FIAがこのクルマの開発の最前線に立っていることを非常に誇りに思っています。連盟にとって新しいことです。そしてこのプロジェクトは大きな成功を収めてきています」
世界各地のデザイナーたちがリードして設計されたこの第2世代車両は、他のモータースポーツシリーズとは違ったデザインがされており、シリーズが大きくシフトしたことを表している。
この第2世代の実車は3月6日、ジュネーブモーターショーでお披露目されることになる。
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— ABB Formula E (@FIAFormulaE) 2018年1月30日
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— ABB Formula E (@FIAFormulaE) 2018年1月30日