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“問題児”マグヌッセン「自分のスタイルを変えるつもりはない」

2017年11月15日(水)16:42 pm

ハースのケビン・マグヌッセンが、他人が自分のことをどう言おうが気にするつもりはないと主張した。

25歳となったデンマーク出身のマグヌッセンだが、最近ではあまりにも攻撃的過ぎる走りを見せることが多いことからF1の「問題児」と呼ばれるようになっている。

■嫌われ者となったマグヌッセンに来季シート喪失のうわさも

すでにチームメートのロマン・グロージャンとともに来季もハースで走ることが発表されているマグヌッセンだが、ハースは技術提携契約を結んでいるフェラーリからその所属ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィを2018年にマグヌッセンに替えてフルタイムドライバーにするようプレッシャーをかけ続けられているとうわさされている。

ハースとの間に2018年の契約を有しているマグヌッセンだが、何が起きても不思議ではないF1だけに、今季限りでマグヌッセンがシートを失うことになるのではないかとのうわささえささやかれるようになってきている。

■他人が何を言おうが気にしない

だが、マグヌッセンはそうしたうわさに惑わされるつもりはないと母国デンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語った。

「少し前に止めたことがひとつあるんだ。それはソーシャルメディアを見ることさ」

「その効果はかなりあったよ。僕は自分について人が何を言おうが気にしていない。誰かが僕に対して批判的なことを言えば、いずれにしても記者たちがそれを教えてくれるしね。ともかく、僕は本当に気にしていないんだ」

「もちろん、嫌われ者になることが僕の目標ではないよ。だけど、結果を得るためには、時には少しだけひじ打ちを食らわせるようなことも必要なんだ」

■ドライバー仲間に好かれたくてやっているわけじゃない

実際のところ、これまでにマグヌッセンからコース外へ押し出されたドライバーも多く、そうしたドライバーたちからはかなりの批判を受けてきている。

だが、マグヌッセンは自分のドライビングスタイルを変えるつもりはないと次のように続けた。

「僕はほかのドライバーたちから好かれたいなどと思っていないよ。僕が気にかけているのは結果と、競技委員がどう言うかということさ」

「そして、今年僕が自分のドライビングによってペナルティーを受けたのはたった1回だけだし、それはつまり僕はそれほど悪くはないということさ」

「パドックには友達もいるけれど、ドライバーの中に友達はいないね。だけど、いずれにしてもうまくやっていくことなんて絶対に無理だよ。だから僕は気にしていないんだ」

■ペナルティーポイントはチームメートと同じ6ポイント

ちなみに、マグヌッセンが自分のドライビングが理由でペナルティーを受けたと語ったのは、決勝で自分を追い抜こうとしたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)をコース外へ押し出したことで5秒ペナルティーを受けた第11戦ハンガリーGPのことのようだ。

実際のところ、これ以外にもコースの走行義務違反やVSC(バーチャルセーフティカー)導入時の追い抜き、さらには予選中の他者妨害などにより、マグヌッセンはすでに今年だけで合計4回のペナルティーを科せられている。

現時点での累積ペナルティーポイントは、現在グリッドに並ぶドライバーの中ではチームメートのグロージャンと並んで最多タイの6ポイントとなっている。

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