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【東京モーターショー】10日間の総入場者数77万人、女性と若者が増加

2017年11月06日(月)8:49 am

「第45回東京モーターショー2017」が閉幕した。東京ビッグサイトにて10月27日(金)から11月5日(日)までの10日間の会期で開催した総入場者数は、約77万人だった。

■台風の影響を受けるも、晴天の平日には過去最高を記録

一般公開日直後の週末に超大型の台風22号の影響を受けたこともあり、前回(2015年 第44回ショー:812,500人)に比べ94.9%の771,200人となり、総入場者数は約4万人の減少となった。

一方、会期後半は好天に恵まれ、11月2日(木)には、東京ビッグサイト開催となった第42回ショー以降における平日の一日当たり入場者数が過去最高を記録した。

■女性と若者が増加

最初の週末に大型の台風の影響を受けたものの、これまで自動車業界での課題の一つだった「女性と若者」の比率は増えたことはポジティブな要素だろう。

会場内速報値での来場者の男女比は、男性:75.9%(前回82.3%)・女性:24.1%(同17.7%)、年齢構成では15~19歳:7.1%(同4.2%)・20代:20.6%(同18.0%)・30代:23.6%(同20.0%)という結果となり、『4人に一人が女性』、『15歳~39歳までの来場者が51.3%(42.2%)』と半数を占め、「女性来場者」と「若者の来場者」が顕著に増加した。

■参加者は未来のクルマに何を求める?「TOKYO CONNECTED LAB 2017」

急速に進んでいるのが、クルマがくらしや社会とつながる世界だ。今回の東京モーターショーでは来場者とともに行う壮大な実験をしていた。その1つが大きなドーム型の「THE FUTURE」だ。巨大なドーム内いっぱいに映像を映し出し、想定される「6つの未来」をベースに、回答から読み取れる志向を分析し、参加者が求めている未来モデルをリアルタイムに生成していく。参加者はクルマに何を求めているのか?会期中のデータは後日発表予定だという。

■拡充された試乗体験プログラム、体験者数は延べ5,000人

参加・体験型の試乗プログラムは、近隣の臨海副都心エリア(センタープロムナード・お台場特設会場・MEGA WEBライドワンコース)にて、乗用車・商用車・二輪車の試乗に加え、様々なモビリティや次世代技術の体験試乗など、これまで以上に多彩な試乗プログラムを用意し、実施していた。

試乗体験プログラムの延べ体験者数は5,000人にのぼり、モビリティの楽しさ、安全機能を始めとした様々なテクノロジーを多くの人が体験したようだ。

■次は2019年に

次回、第46回東京モーターショーは、2019年秋に東京ビッグサイトを中心に開催される。翌年の2020年は東京オリンピック・イヤーであり、今回各社が発表していた技術も市場に出て、我々が日常的に体感できるものも多くなっていることだろう。

テクノロジー・モーターショーとしての東京モーターショーが、国内外、そして女性や若者だけでなく、往年のファンをも惹きつけ続ける斬新なショーへと更に発展していくことを期待したい。

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