エステバン・オコン(フォース・インディア)は、F1メキシコGP(29日決勝)を前に、チームメートのセルジオ・ペレスのファンから殺害予告を受けたという。
これは、オコンとメキシコ人のペレスが、今年何度もコース上で激しい戦いを繰り広げてきたためだ。
オコンは殺害予告を受けて、警備を強化してメキシコGPに臨んでいると伝えられている。
■これまでも殺害予告は何度も受けたとオコン
報道によると、オコンはメキシコ入りを予定より遅らせたほか、防弾仕様の車で警察の警護を受けながら移動し、ボディーガードも付いているという。
「問題を避けるために用心が必要だった」とオコンは『RMC』に話している。
『L’Equipe(レキップ)』紙は、オコンが次のように語ったと伝えている。
「アゼルバイジャンGP以降、殺すという脅迫はたくさん受けたよ。でも、今日は僕の安全を守るために大勢の人が付いているからね」
「今のところ、すべて問題ない。週末通してこのままであることを祈るよ」
オコンは、決勝前のドライバーズパレードで激しいブーイングを浴びることも覚悟しているが、「岩でも投げられない限りはOKだよ」と話す。
■ファンを信じるペレス
一方、ペレスはオコンに「敬意」を抱いていると話したほか、ファンへの信頼を示した。
「僕はファンがエステバンに悪いことをするとは思わない」
「ファンはこのスポーツが本当に好きなんだ。でも、結局のところは単なるスポーツだからね」