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【F1日本GP】フェルナンド・アロンソの渋谷イベント、急きょ中止。現場で起こっていた一部始終

2017年10月03日(火)16:53 pm

「フェルナンド・アロンソが渋谷スクランブル交差点で“巨大ウェーブ”をする」というイベントをSNSで発信していたファッションブランド『KIMOA』。

●【F1日本GP】フェルナンド・アロンソ、まもなく渋谷スクランブル交差点で“巨大ウェーブ”を実施

予定開始時刻は16時30分だったが、16時過ぎから渋谷のハチ公像前には多くの人だかりが出来ており、それを察知した警察が確認するため複数人が警戒に当たっていた。

この時点で、警察はフェルナンド・アロンソがイベントをすることを知らずに、「人だかりができているから」ということで安全上の理由からの警戒だった。

その後、スペイン人の『KIMOA』担当者が現場に来て、警察に呼ばれて交渉が始まった。どうやら無許可だったようだ。取材に来ていたジャーナリストの尾張正博氏が間に入って通訳をしながら事情を説明し、英語がしゃべれる警察官も駆けつけ英語での交渉が続いた。

警察は「安全上の理由」ということを繰り返し伝え、「もしファンに何かあったら『KIMOA』及びフェルナンド・アロンソの責任になる」と伝えた。

警察の話しを『KIMOA』担当者はフェルナンド・アロンソに電話で伝えており、ファンを大事にしているアロンソとしては、集まってくれたファンのためにせめてサインや写真、または自らお詫びをしたいと申し出た。しかし、その時点でハチ公像前にはかなりの人だかりができており、通行の妨げになっていたため、警察はフェルナンド・アロンソが来ることについても「NO」と伝えた。

そして、イベント中止を決断した担当者は、警察から借りたスピーカーで上記理由を説明。ここでも取材に来ていたジャーナリストの尾張正博氏が通訳をし、その場に来ていたファンに事情を丁寧に説明した。

「フェルナンド・アロンソは来ることができません。イベントは中止となります」という旨を尾張氏が日本語で伝えると、残念がる声も聞こえたものの、その場に集まったフェルナンド・アロンソのファンは温かい拍手でそれに応えた。その後、担当者が集まったファンを動画で撮影していると、ファンは笑顔で手を振っていた。

『KIMOA』担当者は「これだけのファンが集まってくれたのに本当に残念だ。ファンには申し訳ない」と答え、「次は開催できるようにチャレンジするよ」と述べて、その場を立ち去った。

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