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【予選レポート】ベッテルに不運 ホンダ勢は2台そろってQ3進出/F1マレーシアGP

2017年09月30日(土)19:34 pm

2017年F1第15戦マレーシアGPが9月30日(土)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周5.543km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間18時)から行われた予選でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。今季9回目、通算70回目。

●【予選結果】F1マレーシアGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

■Q1 大波乱!ベッテルにトラブル発生

18分間で行われたQ1では、フェラーリ勢、メルセデスAMG勢、そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペンはセパンに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するソフトタイヤで臨んでいく。

ここまでのフリー走行で調子が上がっていなかったハミルトンがトップタイムを刻む一方、フリー走行3回目終盤にエンジントラブルが発生したことで新しいエンジンに載せ換えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に再び問題が発生。ベッテルはタイムを刻むことなくピットへと戻ってしまう。

結局ベッテルのクルマはQ1の残り時間内に修復することができず、今季のタイトル争いに向けて致命的とも言えるノータイムでQ1敗退という最悪の結果となってしまった。

マクラーレン・ホンダ勢はストフェル・バンドーンが13番手、フェルナンド・アロンソがぎりぎり15番手で2台ともにQ2進出を果たした。Q1でトップタイムを刻んだのはハミルトンだった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ロマン・グロージャン(ハース)、17番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、18番手パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、19番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、20番手(ノータイム)セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。

■Q2 マクラーレン・ホンダ2戦連続の2台Q3進出

15分間で争われたQ2でも中団グループチームによる戦いが激しさを増してくる。3強チームのドライバーが順当にトップ5の位置を占める中、フォース・インディア、ウィリアムズ、ルノー、マクラーレンのドライバーが大接戦を展開。最初のアタックを終えた時点ではアロンソは9番手に食い込むものの、バンドーンは11番手にとどまる。

だが、Q2での2回目のアタックが開始されるとバンドーンが8番手に順位アップを果たす。10番手に下がったアロンソはほかのドライバーたちのタイムを待つことになるが、下位ドライバーたちがタイムを改善することができず、そのまま10番手でQ3進出を果たした。

Q2ではバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がトップタイムを刻み、キミ・ライコネン(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がこれに続いた。ハミルトンはこのセッションは4番手で終えている。

ダニール・クビアトに代わってこのレースでトロロッソからF1デビューを飾るピエール・ガスリーはF1最初の予選を15番手で終えている。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、12番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、13番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、14番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、15番手ピエール・ガスリー(トロロッソ)。

■Q3 ハミルトンが歴代最多ポール獲得記録をさらに更新

12分間で戦われたQ3では、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが後半の1アタックに賭ける作戦を取る中、9名のドライバーによる最初のアタック合戦が繰り広げられる。

そこで1分30秒076の暫定ポールタイムを刻んだのはハミルトンだった。2番手ライコネン、3番手リカルド、4番手フェルスタッペン、5番手ボッタスと続き、バンドーンは8番手、アロンソは9番手だった。

ポールポジション決定に向けて2回目のアタックが始まると、ライコネンがハミルトンの暫定ポールタイムを上回る勢いでの走行を見せる。しかし、ライコネンは最終的にわずか0.045秒ハミルトンのタイムに届かず、ハミルトンの今季9回目のポールポジションが確定した。

マクラーレン・ホンダ勢はバンドーンが2回目のアタックで7番手に順位アップを果たしたものの、アロンソはルノーのニコ・ヒュルケンベルグに先行を許して10番手で予選を終えた。

■マレーシアGP予選トップ10ドライバー

ポールポジション/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:30.076
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:30.121
3番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:30.541
4番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:30.595
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:30.758
6番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:31.478
7番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:31.582
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:31.607
9番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:31.658
10番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:31.704

F1マレーシアGP決勝は、明日の日本時間16時から始まる。

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