2018年にはルノーからPU(パワーユニット)供給を受けることを決めたマクラーレンだが、フェルナンド・アロンソが来季も残留することになるのかどうかはまだはっきりとはしていない。
■マクラーレン残留が濃厚となったアロンソ
これまでに報じられていたところによれば、アロンソは自分が2018年もマクラーレンに残留する条件としてホンダとの関係解消を求めていたようであり、それが実現することになった今、アロンソが来季もマクラーレンにとどまる可能性がかなり高くなったものと考えられている。
だが、アロンソの母国スペインの『AS』紙は、アロンソの来季に向けた去就が明らかとなるにはもうあと1か月ほどかかりそうだと次のように報じている。
「アロンソは9月が決断時期になるだろうと言っていた。だが、関係者から得た情報によれば、彼自身はもう少し早めることを望んでいるものの、正式な発表は10月末となるようだ」
うわさによれば、マクラーレンがアロンソに報酬の減額を申し入れているとも言われている。それが事実かどうかはさておき、契約金額や期間に関してまだ水面下で交渉が続けられているのは間違いないようだ。
■アロンソの気持ちはボディーランゲージで見てとれる
しかし、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、アロンソが来季もマクラーレンで続けたいと思っているのは確かだと考えているようだ。
「アロンソは残りたがっている」
フィンランドのテレビ局『MTV』にそう語ったブーリエは、次のように付け加えている。
「彼の身ぶりやコメントでそれが見てとれるよ」
■ルノーとアロンソがいれば来季は躍進できる
ブーリエはさらに、ルノーと組む2018年はマクラーレンが大きな前進を果たせるという自信があると次のように続けた。
「ふさわしいエンジンさえ積めば、我々のクルマがどういう力を示すことができるかは分かっている。それがルノーに移行することを決めた理由だよ」
「そして我々にはトップドライバーも必要だ。だからアロンソをキープすることが重要なんだ」