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【ホンダF1】今季残りのレースは「結果優先」 新スペックPU投入も視野に

2017年09月28日(木)16:45 pm

今シーズンの残りのレースに向けて、ホンダのPU(パワーユニット)開発方針に変化が生じることは間違いなさそうだ。

すでに報じられている通り、マクラーレンとホンダは今季限りで契約を解消することが確定している。そして、ホンダは来シーズンからトロロッソにPUを供給することになる。

■マクラーレンへ供給するPU開発方針に変化

ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に対し、今後マクラーレンに供給するPU開発は「最小限」にとどめたいと語り、次のように付け加えている。

「以前は、我々はパフォーマンスを優先していました。どのような改善であれ、それは来年につながるものだったからです」

もし来年もマクラーレンと継続するという状況であれば、シャシーの特性に合わせたPU開発を続けることにも意味があったはずだ。しかし、来季はトロロッソという新チームと組むことになるため、PU開発においてホンダが集中すべき方向性にもおのずと違いが生じるのは確かだろう。

■残りのレースではマクラーレンに結果を提供したい

しかし、長谷川は、マクラーレンとは今年が最後となるだけに、残りのレースでは結果を残すことを目指したいとも考えている。

長谷川は、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語っている。

「これからは最大の結果を求めたいと思います。来年はもうストフェル(バンドーン)やフェルナンド(アロンソ)と一緒に仕事をすることはなくなりますから、我々としても今年のマクラーレンの結果に集中することができるわけです」

■どこかのレースでは新スペックPU投入も

そして、ホンダでは今シーズン中にもう一度新スペックPUを投入する可能性もあるようだ。

「もしうまく大きな開発ができれば、(新スペックPU投入を)ためらうことはないでしょう」

そう語った長谷川は次のように付け加えた。

「それはマレーシア(10月1日決勝)か鈴鹿(日本GP/10月8日決勝)、あるいはアメリカ(10月22日決勝)になるかもしれません。もちろん、鈴鹿で(グリッド降格)ペナルティーを受けることは避けたいと思います。しかし、あと6レース残っていますし、新エンジンを投入することはできるでしょう」

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