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ピエール・ガスリー、今週末のマレーシアGPでF1デビュー決定

2017年09月26日(火)20:16 pm

レッドブルのジュニアチームであるトロロッソが26日(火)に声明を発表し、レッドブルのジュニアドライバーであるピエール・ガスリーが今週末にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるF1第15戦マレーシアGPでダニール・クビアトに代わって出走することを明らかにした。

なお、トロロッソはマレーシアGPではガスリーがカルロス・サインツとともにドライバーを務めることになると発表しており、うわさされていたサインツのマレーシアGPでのルノー移籍がないことも明らかとなっている。

また、トロロッソはクビアトがこのままレッドブルとの契約を失うわけではないとも説明している。だが、ガスリーのF1レース出走に関しても特にマレーシアGPに限定されるものだとも記されていないところから、今後に関しては流動的な部分も残されているようだ。

2016年にGP2シリーズのチャンピオンとなったガスリーは、今季はレッドブルの控えドライバーを務めつつ、日本のスーパーフォーミュラにも参戦。今季2勝をあげたガスリーは最終戦を残して0.5ポイント差のランキング2番手につけており、最終戦でチャンピオンの座を獲得する可能性も残されている。

ガスリーは少なくともタイトル争いがかかったスーパーフォーミュラの最終戦には出走することになると考えられるため、そのレースと日程が重なるF1アメリカGP(10月22日決勝)では再びクビアトがステアリングを握ることになりそうだ。

しかし、スーパーフォーミュラの最終戦が行われる鈴鹿サーキットで10月8日に決勝が行われる第16戦日本GPにはガスリーが出走する可能性があると見ていいかもしれない。

いずれにせよ、21歳のガスリーが来季トロロッソからF1デビューを飾り、逆に23歳のクビアトがシートを失う可能性がかなり高くなったのは事実だろう。

■フランツ・トスト(トロロッソ/チーム代表)のコメント

「スクーデリア・トロロッソはレッドブルによってそのジュニアプログラムからF1に若手を送り込むために設立されたチームだ。そしてその一環としてピエールに今回のチャンスを与えることになったものだ。彼は次にこうしたチャンスを得る位置につけているが、彼はそれにふさわしいことを示してきている。2016年にはGP2のタイトルを取り、今年は日本のスーパーフォーミュラで素晴らしい活躍を見せている。彼はリーダーとはわずか0.5ポイント差であり、タイトルを取るチャンスは非常に大きくなっている。今回のドライバー交代は、我々が2018年に向けたドライバー選択に関する決断を行う上でさらに多くの情報を得る機会となる」

「さまざまな理由により、ダニール・クビアトは今年ここまで彼の本当の力を示すことができていない。いくつかは技術的な問題によるものだったが、彼自身のミスによるものもあった。我々が次のレースで彼をはずすことにしたのはそれが理由だ。これによって我々はレース週末に実際にサーキット走行を行うピエールの評価を行うチャンスが得られることになる」

■ピエール・ガスリーのコメント

「僕のモーターレーシングのキャリアにおいて、今回のチャンスを得られるよう支援してくれた全員に感謝したい。特に、レッドブル、ヘルムート・マルコ博士、そしてスクーデリア・トロロッソにね。僕にとっては本当に素晴らしいチャンスだよ」

「自分の準備は整っていると感じているよ。今年はレッドブル・レーシングの控えドライバーとしてあらゆることに備えておく必要があったしね。今後のレースではスクーデリア・トロロッソでいいパフォーマンスを発揮できるようベストを尽くしていくつもりだよ」

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