前F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、マクラーレンが今季限りでホンダと手を切ってルノーと2018年以降の契約を結んだのは間違いないと語った。
86歳のエクレストンは、F1の新オーナーとなったリバティ・メディアによって長年勤めてきたF1最高責任者の座からおろされ、現在は実権のない名誉会長という肩書を与えられている。
そのエクレストンは、マクラーレンとホンダが決別することで、現役最高のF1ドライバーとも言われるフェルナンド・アロンソが来季以降もF1に残留する道が整えられたのは確かだと考えている。
■アロンソはマクラーレンでF1にとどまる
「(マクラーレンと)ルノーとの契約は完了したよ」
『Daily Mail(デイリー・メール)』紙にそう語ったエクレストンは次のように付け加えた。
「アロンソが続けるというのは素晴らしいニュースだ」
■マクラーレンはルノーで満足できるとは思えない
しかし、エクレストンは来季からルノーパワーユニットを搭載することになったマクラーレンが、かつてのような強さを取り戻せるとは思っていないようだ。
「マクラーレンがホンダとやるのではなく、ルノーと組むことでどうしてより満足できるようになるのか、私には分からないよ」
そう語ったエクレストンは、次のように主張した。
「いろんなことがうまくいかなかったのはホンダのせいではなくマクラーレンのせいだ。彼らは(ホンダと)一緒に頑張るのではなく、あらゆることについて毎日のように言い争っていた。あれは少しばかりばかげていたね」