先週末にスパ・フランコルシャンで行われた今季のF1第12戦ベルギーGPでもノーポイントに終わったマクラーレン・ホンダだが、その後海外の有力メディアはマクラーレンとホンダが今季限りで決別の方向へ向かうのは間違いないと報じている。
ベルギーGP決勝を10番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、その後ストレートでほかのクルマに追い抜かれるとチーム無線で「恥ずかしい!」を連発。
レース終盤にポイント獲得のチャンスが消えたことを確信したアロンソは、「エンジントラブルだ」と無線で伝え、そのままリタイアしてしまった。
だが、ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、『Sportiva(スポルティーバ)』に掲載されたインタビュー記事の中で、スパに投入した改良パワーユニットは明らかに一歩前進を果たしていたと次のように語っている。
「我々としてはコンマ1秒改善できると見積もっていましたが、実際のところはそれよりももっと大きいものでした」
「スパの特性によってそれを見極めるのは難しいのです。しかし、もしこれをハンガリーで使っていたならば、結果はもっと違うものになっていたでしょう」
そう述べた長谷川は、スパと同じ高速サーキットであるモンツァ(イタリアGP/9月3日決勝)での苦戦は必至であるものの、それ以後はいいレースができるようになるはずだと次のように主張している。
「ベルギーとイタリアさえしのげば、その先のレースではかなりいいところに行けるはずです」