マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、モンツァ・サーキットで行われる2017年F1第13戦イタリアGP(9月3日決勝)に向けての抱負を次のように語った。
■エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)
「イタリアGPはレースファンなら誰でも“必見”のレースだ。フェルナンド(アロンソ)もストフェル(バンドーン)も、そしてマクラーレンもここで素晴らしい勝利をあげたというすごくいい思い出を持っている。モンツァには非常に多くの歴史があるし、カレンダーの中でも重要なサーキットだ。ここでは伝説的ドライバーたちが活躍し、情熱的な大勢のファンが集まり、素晴らしい―レースが行われてきた」
「そして、今週末でマクラーレン・ブランド・センター(マクラーレンがヨーロッパのレースに用意するモーターホーム)を目にすることができるのも最後だ。ヨーロッパでのレースはこれが最後となり、この後はアジアがある東へと向かうことになるからね」
「スパ(第12戦ベルギーGP)とモンツァが2週連続開催となるのは素晴らしい組み合わせだ。しかし、我々にとっては困難なものとなるであろうことは分かっていた。スパではまさにその通りとなってしまったし、モンツァにもあまり期待しないようにはしているものの、いつもと同じファイティング・スピリットをたずさえてイタリアに向かうし、チーム一丸となって最大の結果を得ることを目指している」
「こうしたパワーが必要なサーキットでも自信が持てるようにするために、やるべきことがまだたくさん残されていることは明らかだ。しかし、我々もイタリアの熱狂的なファンによる応援を耳にし、目にすることを楽しみにしているし、可能な限り最高の結果を得ることを目指すだけでなく、2017年最後のヨーロッパでのレース滞在を楽しみたいと思っている」