ルノーのニコ・ヒュルケンベルグはF1復帰を目指すロバート・クビサにとって、来週テストを行うことになったハンガロリンクはF1復帰が可能であることを示す上で最適なサーキットだと考えている。
■ハンガロリンクでの結果次第で早期F1復帰も?
ポーランド人初のF1ドライバーとして知られるクビサは、すでにスペインのバレンシア・サーキットとフランスのポール・リカール・サーキットで2012年型F1カーによるテストを経験している。
そして、今週末にF1ハンガリーGP(30日決勝)が開催されるハンガロリンクで来週行われるF1公式テストで、初めて2017年型F1マシンのステアリングを握ることになっている。
ルノーでは今季フォース・インディアから移籍してきたヒュルケンベルグが孤軍奮闘という形でここまでにチームの全得点となる26ポイントを稼いでいるものの、チームメートのジョリオン・パーマーは不振が続いておりいまだ1ポイントも獲得することができていない。
今回のテストの結果いかんでは、クビサが夏休み明け最初のレースとなる第12戦ベルギーGP(8月27日決勝)でパーマーに代わってF1復帰を果たす可能性もありそうだとのうわささえささやかれている。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、ハンガリーで32歳のクビサが十分にF1復帰も可能であることをアピールさせ、その上でスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPでパーマーと交代させるというのがルノーの“シークレット・プラン”だと報じている。
■ハンガロリンクでうまくやれればレース復帰は可能
ヒュルケンベルグは、ハンガロリンクはクビサが本当にF1復帰を果たせる状態なのかどうかを確認するためには最高のサーキットのはずだと考えている。
「ハンガロリンクはものすごく負担が大きいサーキットのひとつなんだ。リラックスできるストレートはひとつだけだからね」
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったヒュルケンベルグは、次のように付け加えた。
「レース週末が終わった後では路面にラバーもたくさん乗っているから、グリップも最大レベルになる。あそこでのテストに合格できるドライバーなら誰であろうとレースで走ることも可能だよ」