ロバート・クビサが、8月2日(水)にハンガロリンクで開催される今季のF1公式シーズン内テストに出走することが明らかとなった。
2011年のF1シーズン開幕前に起きたラリーレース中のクラッシュにより大けがを負ったクビサだが、その後リハビリを続けながらラリードライバーとしてモータースポーツに復帰。最近ではF1復帰を目指して7月にスペインのバルセロナとフランスのポール・リカールにおいてルノーの2012年型F1カーでの走行テストを行っていた。
そして、ついに来週、ルノーの2017年型車 R.S.17でテストドライブを行うチャンスを得たものだ。
今週末にF1ハンガリーGP(30日決勝)が開催されるハンガロリンクにおいて来週8月1日(火)と2日(水)の2日間にわたって公式F1テストが開催されることになっているが、クビサはその2日目に登場することになる。
ルノーは24日(月)に発表した声明の中で、今回のテストはクビサの能力分析が新しい段階に入ったことを示すものだとしている。仮にこのテストでクビサがほかのドライバーたちに劣らぬパフォーマンスを見せることができれば、現在32歳のクビサが来季8年ぶりにF1復帰を果たす可能性も出てきそうだ。
ルノーF1チームを率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は、その声明の中で「(スペインとフランスで)最初に行われた2日間のテストではロバートも我々も非常に多くの情報を収集することができていた。現在のF1カー、R.S.17を用いて同等のコンディションのもとで行われるハンガロリンクでの次のセッションでは、さらに詳細で正確なデータを得ることが可能となる」と語り、次のように付け加えている。
「このテスト後に、我々は収集した情報を慎重に分析し、どういうコンディションであればロバートが来年以降この選手権に復帰することが可能となるかどうかを判断することになるだろう」