前F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、フェラーリは2018年にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)と契約を結ぶことを考えるべきだと語った。
■アロンソのフェラーリ復帰に障害はないとブリアトーレ
まだ契約期間が残っていたにもかかわらず2015年限りでフェラーリを離脱してマクラーレン・ホンダへの移籍を決めたアロンソだが、当時フェラーリとアロンソの関係が悪化していたこともその要因の一つだったと考えられている。
だが、アロンソが2年連続でF1タイトルを獲得したときのルノーのチーム代表であり、現在もアロンソのマネジメントにもかかわっているフラビオ・ブリアトーレが最近、2014年にアロンソが問題を抱えていたのは当時フェラーリのチーム代表を務めていたマルコ・マティアッチだけだったと発言。2018年にまたアロンソがフェラーリに復帰できない理由はないと示唆した。
■フェラーリはアロンソを獲得すべきだとエクレストン
そんな中、もし2018年にシートが空くことになれば、フェラーリは誰と契約するべきだと思うかと質問されたエクレストンは、スペインの『ABC』紙に次のように答えた。
「アロンソさ。当然だよ」
「彼はF1史上において最高レベルのドライバーだからね」
■ベッテル離脱の場合はリカルド獲得?
一方、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、仮に2018年にセバスチャン・ベッテルがフェラーリを去ることになった場合にはその後任として迎え入れるとの“口頭合意”がダニエル・リカルド(レッドブル)との間ですでに交わされていると報じている。
リカルドに関しては、来年もレッドブルとの契約が残っており、レッドブルでは中途解除はあり得ないとの姿勢を崩していない。
フェラーリでは、ベッテルとキミ・ライコネンのいずれも現在の契約は今季で満了となる。現在ランキングトップに位置しているベッテルが今後もその勢いを保つことができれば来季もフェラーリ残留の可能性が高まると考えられているが、仮にメルセデスAMGに逆転を許すようなことがあれば、来季はメルセデスAMGへ移籍する決断を行う可能性もあると考えられている。