F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が先週末のF1アゼルバイジャンGP決勝で起こした問題についてさらなる審議を行う可能性があるようだ。
【動画:問題のシーン公開】ベッテル「いつ危険なドライビングをした?」/F1アゼルバイジャンGP
先週末のバクー市街地サーキットにおいて、セーフティカー先導による周回中に突然減速したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のクルマに追突してしまったベッテルは、その後ハミルトンのクルマの左側に自分のクルマを並べると、自分のクルマをハミルトンのクルマにぶつけてしまったのだ。
ベッテルの母国ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、この件に関して次のように書いている。
「ベッテルがFIAの国際スポーツ裁判所によって喚問される可能性もある」
「1レースの出場禁止処分もあり得るだろう」
ベッテルには2016年のメキシコGPにおいてレース中にFIAのF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングのことを無線でののしったという“前科”もあり、FIAとしてもこのあたりでベッテルにきついお灸(きゅう)をすえる必要があると考えても不思議ではないかもしれない。