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ボッタス「今の状況には満足しているし、今後に向けて焦る必要はない」

2017年06月28日(水)17:05 pm

バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が、自分の将来に不安など抱いていないと主張した。

2016年にF1チャンピオンとなってすぐに引退してしまったニコ・ロズベルグの後任として急きょウィリアムズから引き抜かれる形でルイス・ハミルトンのチームメートとなったボッタスには、当初ハミルトンのチームメートがつとまるのかという疑問符も付けられていた。

■期待以上の活躍を見せるボッタス

しかし、そのボッタスはここまでに8戦を終えた時点でポールポジションを1回獲得したほか、優勝1回を含む5回の表彰台を達成するという堅実な働きを見せている。3勝をあげたハミルトンがポイントでは大きくリードしているものの、表彰台に上った回数はハミルトンと同じであり、現在はドライバーズランキング3番手に位置している。

バクーで行われた前戦F1アゼルバイジャンGPでは、序盤に起きたキミ・ライコネン(フェラーリ)とのクラッシュにより、一時は周回遅れとなったボッタスだったが、その後、赤旗やセーフティカーが導入される荒れた展開となったレースで見事にばん回を果たし、最後にゴールのわずか手前でウィリアムズのランス・ストロールを追い抜いて2位に入るという走りを見せていた。

アゼルバイジャンGPが行われる前、メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、ボッタスのそれまでの活躍を評価しながらも、来年も契約を更新するかどうかについてはまだ時間をかけるつもりだと語っていた。

■契約はまだだが焦ってはいない

バクーで見事な走りを見せたことにより、そうした状況に変化が起きたのかと質問されたボッタスは次のように答えた。

「今回のレースの後で何もサインなどしていないよ!」

「もちろん、僕は常にいいドライブをしたいと思っているし、僕がこのチームで走るにふさわしいドライバーだということを証明したいと思っている。バクーがそのための完ぺきな一例となったのであればいいと思っている」

「だけど、トトが言っているように慌てる必要はないし、まだ早いよ。僕は今の状況には満足している」

「すでに木曜日(22日)に言ったけれど、僕はこれまでのF1キャリアにおいてずっと8月か9月までは先のことは分からない状態だったんだ。1月まで分からなかったことさえあったよ!」

そう語ったボッタスは、次のように付け加えた。

「だから僕にとっては(こうした状況は)初めてじゃないんだ」

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