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フォース・インディア「チームメート同士のクラッシュは容認できない」

2017年06月28日(水)16:55 pm

先週末のF1アゼルバイジャンGP決勝で起きたクラッシュについて、フォース・インディアの2人のドライバーはチーム首脳から厳しくお灸(きゅう)をすえられることになるようだ。

■カナダGPでチームオーダー問題が発生していたペレスとオコン

アゼルバイジャンGPの前に行われた第7戦カナダGP決勝では、終盤にペースが上がらないセルジオ・ペレスに対し、後ろを走っていたチームメートのエステバン・オコンを前に出すようチームから指示が飛んだ。

しかし、ペレスがそのチームオーダーを受け入れなかったことから、レース後に2人のドライバーの間には険悪な雰囲気が漂う事態となっていた。

■アゼルバイジャンでは両者がクラッシュ

そして迎えた第8戦アゼルバイジャンGP決勝では、2回目のセーフティカーからのリスタート直後にそれまで3番手を走行していたペレスがフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に抜かれてしまう。

そしてそのマッサの後方を走行していたオコンも一気にペレスを抜きにかかるが、ここで2台がクラッシュ。オコンはなんとか走行を継続できたものの、ペレスはこのクラッシュが原因で最終的にはリタイアを余儀なくされてしまった。

もちろん、レース後にはペレスとオコンがお互いに非難し合うという状況となっていた。

だが、フォース・インディアのチーム最高執行責任者を務めるオットマー・サフナウアーは、あのクラッシュの責任は両者にあると次のように語った。

■チームメート同士のクラッシュは許されない

「あれは50対50、あるいは55対45だったと言っておこう」

「最悪なのは自分のチームメートにぶつけるということだ」

「ウォールに囲まれたサーキットだけに難しかった。そうでなければセルジオにもスペースがあっただろうし、何も問題は起きなかったかもしれない」

「我々は彼らとともにあの事故について検証を行うことになるし、彼らにああいうことは受け入れられないと伝えるよ。彼らはお互いに争ってはならないんだ」

そう語ったサウナウアーは、次のように付け加えた。

「ほかのドライバーにぶつけるだけでも問題だが、ましてやそれが自分のチームメートであればチーム全体のレースを台無しにしてしまうリスクを負うことになる。だが、彼らもそれは分かっているよ。知性を持った連中だからね」

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